幡羅郡
幡羅郡域(現在地図に比定)
保元物語から考察すると、幡羅郡の岩上太郎(?比定地不明),別符次郎,奈良三郎,玉井四郎の一族と埼玉郡の成田太郎,箱田次郎,川上三郎の一族に分けられるように考えられる。 成田記や成田系図の成田四家の表現は、道久(別符氏)の甥の「きくおう丸(安保成田氏)」を猶子とした以降に、作られたと考える。 治承8年(1184)の源平盛衰記の記述、「成田五郎も主従三騎にて追来れり」とあるのは、成田,箱田,川上の成田三家を表しているのでは?
02版:20160729追記
原郡 ⇒ 幡羅郡 原郷 ⇒ 幡羅郷 ⇒ 別符(別府)郷 ⇒ 東別府郷 ⇒ 東別府村 ⇘ 西別府郷 ⇒ 西別府村 ⇘ 東方村 原江郷 ⇒ 原江郷 ・・・・・・・・ ⇒ 原江郷 ⇒ 原江村 ⇒ 幡羅村 ※和銅6年5月(713)の「諸国郡郷名著好字令」で二字になったはず、「原江(はらごうorはらえ)」だったと考える